野菜レストランで地域活性
農家レストランしゃえんじり 平塚 聖子さん
しゃえんじり=野菜畑
日本最後の清流といわれる四万十川の中流域に、四万十市口屋内地区がある。四万十市といっても、旧中村市域からは車で1時間近く離れていて、住民は川沿いにできた平地に集落や田畑をつくり、林業や漁業、農業などで生計を立てている。
農家レストラン「しゃえんじり」は、四万十の家庭料理が味わえるバイキング形式の農家レストランだ。「しゃえんじり」とは奇妙な名前だが、漢字で書くとすんなり解る。「しゃえん」とは「菜園」。「じり」は「端」。この地方の方言で「野菜畑」や「庭の片隅」を意味する。
地元で育った野菜や四万十川で獲れる魚介類を使って、12品以上の料理がテーブルに並ぶ。ここでは地域の女性たちが一生懸命働いている。 |