規格外トマトを活かす
NPO法人日高わのわ会事務局長 安岡千春さん
その人らしくあたりまえに
暮らせる日高村を目指す
高知市から西に車で約30分ほど走ったところに高岡郡日高村はある。高知県のほぼ中央部にある日高村は、国道33号線沿いの、のどかな農村だ。人口約5千人の小さな村にもかかわらず、ここにはユニークなボランティア団体がある。
平成15年に日高村のお母さんたちが集まり、子育て中の女性や子ども、障害者などの就労を支援する「わのわ」を結成、平成17年3月にNPO法人『日高わのわ会』とした。「わのわ」の「わ」は「人の和」「話の輪」「平和の輪」の意味で、「歳をとっても、障害をもっても、その人らしくあたりまえに暮らせる日高村」を目指す団体だ。
安岡千春さんは、設立メンバーとして当初から参加し、『日高わのわ会』の事務局長として活躍している。「みんなのできることを繋いだら、働く場ができる。それが日高村を変えていくパワーになる」と安岡さん。「運営は大変だったが、ようやく軌道に載りつつある」と笑顔を見せる。 |