「B級グルメ」は、安価で日常的に食べられている庶民的な飲食物のこと。
このページではA級・B級にこだわらず、
地域の人々に親しまれている食材を使った料理や、
地域の人々から愛されてきた料理の「ご当地グルメ」をご紹介しています。
1.大判焼き用の銅板を使う。2.溶いた生地を流す。3.タコを入れる。4.天かすを乗せる。5.卵たこ判のばあいは、卵を入れる6.生地の中に卵が並ぶ。7.たっぷりのキャベツを乗せる。8.カバーをして、中まで火が通るのを待つ。9.大判焼きの要領で、二つを合わせる。10.発泡のケースに入れる。11.おばあちゃんがたっぷりとソースを塗る。12.魚粉と海苔をかけて、できあがり。
元祖たこ判 小前
 香川県三豊市仁尾町仁尾辛33・9 TEL0875・82・3189
 営業時間 9〜19時 定休日  月末の月曜日

味への熱いこだわりが生きる
あたたかい味

 仁尾といえば、大判焼きの型で焼いたたこ焼き「たこ判」が有名になっている。もっちりした生地の中に、具材がぎっしり詰め込まれ、たっぷりのソースがかかってている。卵たこ判が1個120円、普通のたこ判が1個100円。1個で満腹になるほどのボリュームだ。聞けば、家族できりもりして、儲けは度外視なのだそうだ。
 しかし、粉もソースも銘柄にこだわり、広島から取り寄せる。「長い間続いた味じゃけん、おろそかにはできん」と小前哲雄さん。
 「たこ判」の発祥は「小前」という仁尾支所の西側にある店。もともとは美容院の副業として大判焼きとたこ焼きの店をしていたが、店にやってきた中学生の注文で大判焼きの型でたこ焼きを焼いた。これが評判をよんで、30年以上続く人気メニューとなった。
 キャベツや天かすにたこ、卵1個など、たっぷりの具材が入る。そのため、焼き上がりまで30分から40分もかかる。事前に電話予約をする方が確かだ。
 88歳の看板娘・小前トシ子さんも「お客さんが喜んでくれたらええと、味も値段もそのままにしとるんよ。生きとる限り、続けるけんな」と笑顔を見せる。
 美味しさにこだわった焼き上がりのたこ判をほおばれば、幸せな気分がわき起こるのも当然なのかもしれない。

四国B級ご当地グルメ連携協議会(四B連)
一般社団法人 四B連企画
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