「B級グルメ」は、安価で日常的に食べられている庶民的な飲食物のこと。
このページではA級・B級にこだわらず、
地域の人々に親しまれている食材を使った料理や、
地域の人々から愛されてきた料理の「ご当地グルメ」をご紹介しています。

イリコの旨味と
栄養素を炊く

 観音寺市の沖合10キロに浮かぶ伊吹島は、全国の「イリコ」の30%を生産する「イリコ」の島だ。傷みやすい夏場のイワシを、新鮮なうちに加工場に運んで茹であげる。鮮度が良いため、臭みやエグみがない。
 伊吹島周辺の漁場でとれるカタクチイワシを茹で、乾燥させたのが「イリコ」で、独特の風味とコクが特徴だ。讃岐弁で「ゆでる」は「いる」といい、これが「イリコ」の語源となった。
 「イリコ」と根菜、油揚げをしょうゆで炊き込んだのが「イリコ飯」。「イリコ」に含まれるビタミンやミネラル、カルシウム、たんぱく質などの栄養素を含み、イリコのダシがよく効いている。まさに、郷土料理の優等生だ。

四国B級ご当地グルメ連携協議会(四B連)
一般社団法人 四B連企画
@