包丁で切るから
「包丁汁」という
遊子漁協女性部は、平成24年(2012)に「全国青年・女性漁業者交流大会」の地域活性化部門で「遊子の台所プロジェクト」」を発表した結果、農林水産大臣賞の栄冠を得た。さまざまな方法で地域活性化に取り組んでいる女性部がつくりあげたB級グルメが「包丁汁」だ。
「包丁汁」は、遊子での冠婚葬祭や人が集まるときに必ず登場する料理。魚をベースにした出汁に、小麦粉を練ってつくり、包丁で切ったうどんが入った宇和島遊子地域の郷土料理だ。手打ちうどんを包丁で切るので包丁汁と呼ばれている。地元では生の魚のぶつ切りが入るが、誰でもが食べやすい魚のすり身が入る。
遊子漁協女性部活動の一環として開発され、他にもさまざまな料理が開発中だ。遊子のパワフルなお母さんたちは、これらをキッチンカーに積み込んで、各種イベントなどに出張している。 |